これはヨーロッパの諺のようだ。
日本でも、スポーツインストラクターなどの世界ではなかば常識のレベルかも知れない。
耳さわりがいいので(勿論、この日本語は間違い)さらっと聞き流してしまうが、結構奥深い
ものがある。
これは、楽をしようという人間の本性のことを言っているのであろうか。
あるいは、人間は何かをやらないといけないと思ったときに手短な解決策を求めがち、
と警告しているのであろうか。
また、他人から言われたことを疑問を持たずに聞き入れてしまう、という傾向を説明している
のであろうか。
考えてみれば、高い金を払ってスポーツジムに通いランニングなどをしている。
ジムに車で行くのなら、家の周りをランニングすればいいじゃないか。
ということになる。
人間の数々の勘違いを表現したものかも知れない。
だから、この諺を元にいくつもの亜流が現れる。
・健康の為にクスリを飲む人よりは、そのクスリを売って儲けている人の
方が健康である
・会社の業績向上のためにコンサルを雇う社長より、コンサル業の方が
儲かる。
(ISOもしかり)
・先生について習い事をする人より、教える先生の方が勉強になる。
(おまけに儲かる)
・部下に一々説明して仕事をやらせるよりも、自分でやった方が数段
早いし間違いも少ない。
と、ま〜キリがないのでこの辺で一旦終了。

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