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■ インチキの母 |
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IQ298を記録し「地球上もっとも恵まれた天才」と呼ばれたアメリカの 少年のテスト結果が実はインチキだったことが判明した。 8歳のジャスティン・チャップマンが有名になったのは一昨年、自動能 力開発で有名なシルバーマンによるIQテストで298という新記録を樹 立したときだ。ところがこの3月、母親のエリザベスが解答が載ってい る本を入手、徹底的に息子に叩き込んだことを認めた。 また、全米共通の入試基準テストの数学部門で800点満点を獲得した が、これも母親による偽造だったことが確認された。 ジャスティン君は昨年11月に鎮痛剤を多量に飲み自殺を図るなど、精 神的に不安定となり、入院した後健康管理局が指定した養父母の元で 生活している。 郡は母親を児童虐待で起訴し、現在審理が進行中だが、精神科医の カンセリングを受け、教会に通い、常識的な母親になるプログラムに参 加している。 (週刊新潮 4月18日号) 天才児として騒がれたときは、BBCのドキュメンタリー番組で紹介されたり、ニューヨーク大学で講義を受けたりしていたジャスティン君だが、改めて計り直した知能指数は「平均レベル」とのこと。 そりゃ当たり前。 お受験戦争に奔走する日本の母親も似たようなものだろう。 バカのおばさんは日米を問わずか? このコラムを書いている悪魔も小学生の頃はIQ150の正真正銘な天才であった。 |