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女優の「室井滋」さんのコラムの紹介。
彼女の友人のお母さんが亡くなったという連絡が携帯に入った。
その後の顛末の要約。
「翌朝の8時になるのを待って花屋に電話するが、早すぎるせいか
誰も出ず。
しょうがないので、弔電を先にと思い、『「115』」を押すが話し中。
7〜8回かけ直しやっとつながったと思ったら、今度はテープの声で
『申し訳ありませんがただ今、大変混み合っておりますのでしばらく
お待ちください』とのテープの応答。
もう30分以上かけている。らちがあかないので、『115』を『104』
に変えて押してみた。この電話の混雑にどう対処すべきかを問い合
わせてみたいと思ったのだ。
『はい104です』
『急ぐので、115以外に緊急電話を受け付ける所どこ?』
係の女性は『少々お待ちください』といったん席を離れたが、しばらく
して
『え〜、電報は115におかけ直しください』ときっぱり。
『だから、もうそこに40分もかけて通じないから電話しているの』
と抗議すると、また
『少々お待ちください』
と席を離れたようす。そして
『あ〜、もしもし、電話がかかりにくい場合はしばらく待ってからおかけ
直しください』
とまたもキッパリ。
相手に話しているというよりは手元のマニアルを読んでいるだけのよ
う。
『なにさ、テープと同じこと言って!』
がっかりして電話を切った」
というお話。
「週刊文春 3月14日 すっぴん魂」
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