悪魔のダーウィン賞
■ ジョーク(的)自殺

古代ギリシャの喜劇作家ピロモンは、自分が思いついたジョークで笑い死んだという。

ただし、残念ながら死の真の原因は分からない。
この(殺人的)ジョークは、彼がメモに残していない。
あるいは残す時間がなかったかで、現存していないからである。

次はフランスでの実話(らしい)。結構有名かも・・

自殺を決意したジャック氏は万全を期すため、海岸の高い崖の上に立って、首にロープを巻き付け、もう一方を岩に縛り付けた。彼は毒を飲み込み、着ていた服に火を付け、飛び降りるときにはピストルで頭を撃とうとした。

彼は飛び降りながら引き金を引いたが、弾はそれて、ロープを切ってしまった。そのまま海に落ちたため、服に付いた火は消え、水を飲み込んだ拍子に毒は吐き出してしまった。
ジャック氏は親切な漁師に助けあげられ病院に運ばれて、そこで低体温症のため死亡した。


こちらはアメリカ。

自殺をはかった女性が自動車のトランクの中に入ってバタンとふたを閉めた。
ところが暗いなかにいるうち気が変わり、出ようともがいた。しかしトランクは、
内側から開く構造になっていない。
彼女は九日後、まだ生きているのを偶然発見されたが、元気を回復すると
『トランクの内側から開く構造になっていないのは欠陥だ』とメーカのフォード
を訴えた
さすがのアメリカの裁判所もこれは認めず、敗訴になった」
    ー上前淳一郎 『読むクスリ』

これはまだPL(製造者責任)法が出来る以前の話であるが、実話である。


(2002.10.17)


                      
     

アクセスカウンター
 [カウンター]