バーナード・ショウ(作家 1856〜1950)のお言葉。
アイルランド人。ノーベル文学賞受賞作家で「マイフェアレディ」の作者としても有名だが、マーク・トウェイン同様、数々の警句、名言の数々は数多くの場面に登場している。
悪魔選りすぐりの名言の数々を・・・
「事実は小説よりも奇なり」
「女の自惚れを満足させてやるのが、男の至上の悦びであるのに対し、
女の至上の悦びは、男の自惚れを傷つけることである」
「行動できる者は行動する。行動できない者が師になる」
「人生という劇の中で
つねにポーズをとっているのが人間だ」
ある女性が
「金曜日に結婚すると不幸になるというのは本当でしょうか」
とバーナード・ショウに訊いた
「どうして金曜日だけが例外であり得るのか?」
「金が無いのは諸悪の根元である」
「あなたが一番影響を受けた本はなんですか」
「銀行の預金通帳だよ」
「人が虎を殺そうとするときには、彼はそのことをスポーツと呼ぶ。
虎が人間を殺そうと思うときには、人間はそれを兇悪と呼ぶ。
罪悪と正義の区別も、まあそんなものだ」
「神々はその創造物たちに栄冠を与えたいと思い、
その最後の日に、涙と星と海の微風をコルチナの群島に変えた・・・」
「コミュニケーションにおける最大の問題は、それが達成されたという幻想である」
「もしすべての経済学者が円座になって座ると、結論には至らないであろう」
「沈黙は軽蔑の最も優れた表現である」
「真実はこの世の中で一番面白い冗談である」
「人は外国語をマスターするほど自国語をマスターする能力がない」
「相手を黙らせたからといって相手の意見を変えさせた訳ではない」
[できるだけ早く結婚するのが女の務め、
できるだけ結婚しないでいるのが男の務め」
「結婚をしばしば宝くじにたとえるが、それは誤りだ。
宝くじなら当たることもあるのだから。」
「貴方の素晴らしい頭脳と私の体を持った子供ができたらどんなに素敵でしょう」
「いや、私の貧弱な体と貴方の頭脳を持った子供ができたらどんなに悲惨でしょう」
・バーナード・ショウがイサドラ・ダンカン(バレリーナ)からプロポーズされた際の答え。
「情熱なき人は善人にも悪人にもなれず」
「物分りのいい人は自分を世の中に適合させる。
わからず屋は自分に世の中を適合させようと頑張る。
だから、全ての進歩はわからず屋のおかげである」
「人生には二つの悲劇がある。
一つは願いがかなわぬこと、
もうひとつはその願いがかなうこと」
「グラスに入っているワインを見て
『ああ、もう半分しか残っていない』と嘆くのが悲観主義者。
『お、まだ半分も残っているじゃないか』と喜ぶのが楽観主義者」
「男はずるがしこい。
女の最初の男であろうとする。
でも、女はもっとずるがしこい。
男の最後の女であろうとする」
「初恋とは少量の愚かさと、ありあまる好奇心に過ぎない」
・氏はスピーチの名手としても有名だった。その秘訣はと問われて
「ちょうどスケートを学んだのと同じ方法ですよ。ともかく何回もへまを繰り返して
笑い者になり、それに慣れるようにしたのです。
私はロンドンでも一番の内気な若者でした。人の家のドアが
ノックできなくて、20分以上も通りを行ったり来たりしたものでした。
私ほど臆病で、そのことをひどく恥じていた人というのは、まずいないでしょう」
「唯一の黄金律は、いかなる黄金律も存在しないということである」
「自分のして欲しいように人にしてはいけない。人の好みは同じでないから」
(己の欲する所を人に施せ、というキリスト教の黄金律に対しする皮肉)
「若さというものは若いものなどに分けてやるにはもったいない代物だ」
「世界最大の改革者は,自分自身の改革を始める人たちだ」
バーナード・ショウを訪れた北極探検家ナンセンに
「頭痛の治療法は発見しましたか」とたずねた。
ヘンテコなな質問にあきれ、「いいえ」と答えたナンセンに
「そいつは驚いた。あなたは北極の探検に一生をかけられた。
けれど、そんなことは誰も期待してませんよ。
頭痛の治療法を発見されなかった。
患者はみな切望していることなのですよ」
<彼は40代から頭痛に悩まされていた>
ある人がバーナード・ショウに最高の作者は?と尋ねたら
「バーナード・ショウに決まってるじゃないか」と答えた。
では二番目は、と聞くと
「それもバーナード・ショウ」
それじゃ三番目は?
「無論、バーナード・ショウ」
* 1926年に前年度のノーベル賞がバーナード・ショウに授与されたが、ショウ
はこれを突っ返してうそぶいた。
「何だって俺にノーベル賞なんかくれるのだろう。去年何もしなかったお礼かな」
「読み返して、特に素晴らしいと思う箇所を削れ」
これは良い文章を書く秘訣である。
哲学者の土屋賢二氏のコラムに出ていた言葉で、「出典がワカラン時はバーナード・ショウが言ったと言っておけばよい」と続く。だから、ショーの言葉かどうかワカランが面白いので載せておく。
「こんな骨董品、大事にしなくていい」
・氏の最後の言葉(95歳) これも本当かどうかワカラン。
(* 2003.8.22 追加)

[カウンター]
|