◇ ある行為の価値は、その行為を選ぶために貴方があきらめた
    他の行為の価値との総和である

作者不詳だが、昔の哲学者のことばである。

通常、ある行為を選択するにはいろいろの手段、状況などを一つ一つ調査し、そして取捨選択する。ある行為の決定には莫大なエネルギーを要し、その間のプロセスも非常に重要である。という意味であろう。逆に、何も考えずに単に行動を起こし、それが成功しても単なる結果オーライでノウハウにはなり得ない。

食堂に入って、カツ丼にするかうな重にするか、いやてんぷら定食も旨そう。散々まよって最終的には天丼に決めた。これは選択のプロセスでいろいろ考慮したした結果だから、何も考えずに天丼を食べたとでは美味しさが違う。というのが悪魔の解釈である。
まさか。と思うでしょ?

ところが、悪魔説の応援者がいる。
「私だって、フランス料理のフルコースや会席料理を食べたいと思うことはあります。でも、それは3年に一回くらい。普段本当に食べたいと思うのは定食屋のサンマの開きとかメンチカツですね。私にとって、会席料理を蹴って選んだメンチカツですから、豪華な食事のつもりです」
   ー斉藤一人氏(銀座日本漢方研究所創設者。高額所得者番付
    連続10位以内)

結婚などは人生最大の「選択」かもしれない。
「幾多の候補者の中から一人を選んだという行為の価値は、そのため
 に貴方あきらめた他の候補者たちの価値との総和である」
      ー悪魔
ただし、その結果がどうであったかについては、悪魔は一切関与しないものである。

「何もしなかったというのも一つの選択である」
      ーユダヤの格言

「そして、何もしないことの方がよいことが多い」
      ー悪魔




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