◇他人のやっている仕事をただ管理、監督するやり方では、
  競争心はまず生まれない 

仕事はきれいごと過ぎてはダメで、もっと泥んこになって新しい知恵を出し、勇気をもってカネを是が非でも取り返すという、いわば自分の首に縄をつける覚悟で取り組むことである。自分が傷つかないように、後でたたりのないようなやり方をしたり、その場を湖塗したりしないことだ。天井が毎日数センチ高くなり、その天井から吊るした縄を自分の首に巻きつけておいて、首吊りにならないように、天井の上がるスピードより早く、自分の首を持ち上げる努力をする。そうした努力をせざるをえないカラクリを自ら作り出すことによって、はじめて人は大きく成長するのだろう。 他人のやっている仕事をただ管理、監督するやり方では、この競争心はまず生まれない。自分に「リスク」を負わせ、それに賭けるのだ。
   ー真藤 恒

氏はKDD事件で失脚したが、今のぼんくら経営者(前田みずほトレーディング社長、秋草富士通社長など)とは比べようもないプロの経営者、リーダであった。
だからかような迫力ある名言が発せられるのである。

リーダの条件などというものは人間が立って歩き出した頃からある理論であって、後の何千、何万の学者達が屁理屈を並べて造りあげた代物である。
といいながら、動物が群れる時にはリーダの力は極めて重要だと言える。

小泉首相のやり方を称して日本のメディアは「マルナゲドン」と名付けた。バカマスコミにしてはなかなかのネーミングである。小泉流リーダシップであるところの「丸投げ」はアメリカ流に言うと「デストリビューターマネージメント」である。
車のデストリビュータのように電源(仕事)を点火プラグ(部下)に次々に回すのに似ているからである。アメリカ流マネージメントなどいい加減なものだが、それにしてもこのデストリビュータマネージメントとはなかなかうまい表現である。

国会において碌に討議しないで、アメリカのイラク攻撃容認を決めた小泉首相。一方、イギリスのブレア首相もアメリカを支持したが少なくとも国会で懸命に説明している姿勢は立派である。

経済がダメ。外交音痴。そして、大派閥の長でもない小泉はパフォーマンスを最大限に発揮して生き残るしか方法はないのだろうが、いかにも無能である。
それに加え、この日本国の大変な時期に自分の保身を考えている場合なのか。
真藤氏の名言をかみしめて貰いたいのだが、パフォーマンスしか考えていないバカ殿さまには何を言っても無駄であろう。

「日本の外交なんかに興味はないよ。なぜなら日本に外交なんてないのだから」
  ー仏外務省に出向している日本の外交官が仏の外交官から言われた言葉。

「米国の言いなりの日本政府は、イラク戦争でも止め男にはなれないし、相談相
 手にもされない。以前、クリントンの前ぐらいまでは一応、相談があった」
   ー日本の外交関係者  「雑賀孫市 WEDGE 3月号」

「下君は己の能力を尽くし 中君は人の力を尽くし 上君は人の智を尽くす」
   ー韓 非子

「百匹のライオンを一匹の羊を率いるより,
 百匹の羊を一匹のライ オンが率いる方が強い」
     ーナポレオン

「我々の経験によると,組織変革の試みの多くが失敗する理由は, リーダー
 が社風の強力な抵抗を考えにいれないところにある.社風を考慮せずに
 組織を変えようとするリーダーは,浜辺に立っ て自分の力を試すために波
 に止まれと命令した,デンマークの伝 王,カヌートに似ている」
    ー W.ベニス

「現在の問題は有能な組織なしには解決できず,
 組織はすぐれた リーダー シップなしでは成功しない」
    ー W.ベニス







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