◇ 変えることの出来るものは変える勇気を

(神よ)変えることの出来るものは変える勇気を
 変えることの出来ないものはそれを受け入れる謙虚さを
 そしてそれ(両者)を見分ける知恵を授け給え
  ーセレニティ(謙譲)の祈り  アルコール依存症の会

God、grant me the courage to change the things I can the serenity to accept the things I can not  change、 and wisdom to know the difference.
  ーAlcohoric anounymous

この言葉を見るたびに、この言葉を身障者の方々に捧げたい。
最近の身障者の方は(誤解を恐れずにいえば)あまりにも全てのことをやろうとしすぎていないか?
一般人ですらハナから諦めているいることにも挑戦するその姿は素晴らしいが、それに伴って発生する犠牲を忘れていないか?

「パラリンピック」を見て皆は、競技者の姿を見て涙を流すが悪魔は、その裏で苦労している方の姿が見えて涙を流す。
盲目(これは差別語ではない)のカタが外に出るためには例えば盲導犬が必要になる。
大変な訓練と金とボランティアの努力で一匹(とはいえないくらい尊い)盲導犬が作られる。が、そのストレスで盲導犬の寿命は短い。このことを忘れてはならない。
これは単なる一例であり、実際はもっと酷い話の方が多いのだ。
昨日も、JR渋谷駅のエスカレータに乗ろうと思ったら、動いていない。
仕方がないので、階段を上っていったら、そのエスカレータには若い女性の車椅子を載せるため駅の職員二人が汗だくで世話をしている。そして、その女性は周りの状況にはまったく関係なく車椅子で悠々と、ご本に没頭しておる。
全く、お前は何者だ!
と言いたい。
決して、車椅子でJRに乗るなと言っている訳ではない。

盲目でも立派な音楽家はいるし、耳が聞こえなくても立派な画家はいる。
手が動かなくても、足で素晴らしい絵を描く方もいるのだ。
(目が見えて、耳が聞こえてもなにもできないバカがいっぱいいるのだが・・)

「何が出来ないかではなく、大切なのは何が出来るかがである」
よく覚えていないのだが、ある障害者の方の話の中に出てきた言葉のような気がしている。
これは、当然、一般人にも当てはまることばである。

JR東日本の優先席順位  

1.乳幼児を連れた人
2.妊娠している人
3.お年寄りの人
4.体の不自由な人 

パリの地下鉄の順位 

1.戦争による障害者 
2.盲人
3.社会的障害者
4.身障者
5.妊婦
6.4歳以下の子連の人
7.75歳以上の人    
 (フランス人のドライさとシビアさがわかる。ちなみにフランスは徴兵制である)

「うちの甥はよくできた男なんだが、カードが出来ないのが玉にキズなんです」
「そりゃ別に欠点ではないでしょうが」
「いやいや、出来ぬくせにやりおるのです」
   ーライトマン 『ユダヤ最高のジョーク』より

「(悪魔よ)出来ることはそれをおこなう勇気を
 出来ないことはそれを受け入れる謙虚さを
 そしてそれ(両者)を見分ける知恵を授け給え」
  ー悪魔





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