「投資の初期は一単位の投資で二単位の利益が上がるが、次には二単位の投資を
しても三単位の利益しか上がらなくなる。
同じ作業(ビジネス)を継続するとやがて投資効率は鈍化する」
というのが経済学の「収穫逓減の法則」である(らしい)。
「ある時期までは、労働(あるいは肥料)を増やしていくと、生産も増えて、
結果として、利益(収穫)が増えていく。 しかし、ある一定量を超えると、いくら労働(肥料)を増やしても、
収穫は増ない」
というような意味である。
ニューエコノミーと称されるITビジネスはこれを乗り越え「収穫拡大」になるという理論(?)をでっち上げた。
実際、マイクロソフトなどはその一つの例ではあるが、それはむしろ
「一人勝ちの法則」とでも呼ぶべきで、その他はそうはいかない。
ITバブルがはじけるのは当然である。
このあとは悪魔の説である。
「酒を飲み始めた若い頃はビール一杯飲んで真っ赤になっていたのに、数年た
つと、ウィスキーをがぶ飲みしてもへっちゃらになってしまう。
”すなわち、投資効率が落ちるのである”」
ーアルコール収穫逓減の法則
「ゴルフを始めた頃は、練習場に行って100個ボールを打つと(普通は)見る
見る腕があがる。
それが、中級のレベルに達してから100個くらいボールを打っても単に現状維
持が精一杯かもしれない。
(以下同文)」
ーゴルフ練習収穫逓減の法則
「始めは社員にボーナスを5万円払ってやれば喜んで一生懸命働くが、そのうち
10万円払ってやっても当たり前の顔をして、碌に働かなくなる。
(以下同文)」
ーボーナス収穫逓減の法則
「女性を飯に誘うとき、最初はファミリーレストランで喜んでいたのに、最近は一流レ
ストランじゃないと喜ばない。
(以下同文)」
ーデートにおける食事収穫逓減の法則
さて、どうすればこの「収穫逓減の法則」から脱却出来うるか?
それは、極めて単純。
”継続しない”ことである。
”継続”しなければ、この法則は成り立たないからなのだ。
(アタリマエ)
例えば、
・同じビジネスを継続」してはいけない。
(例:企業30年説)
・同じ女性とは長くつきあってはいけない。
というのが悪魔の結論である。
実は企業でいえば、ダイエー、ユニクロ(こちらはエラク早すぎるが)などもこの法則によりズッコケているのである。
「継続は無力なり」
ー悪魔

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