◇投資の初期は一単位の投資で二単位の利益が上がるが、
  次には二単位の投資をしても三単位の利益しか上がらなくなる 

「投資の初期は一単位の投資で二単位の利益が上がるが、次には二単位の投資を
 しても三単位の利益しか上がらなくなる。
 同じ作業(ビジネス)を継続するとやがて投資効率は鈍化する」
というのが経済学の「収穫逓減の法則」である(らしい)。
 
「ある時期までは、労働(あるいは肥料)を増やしていくと、生産も増えて、 結果として、利益(収穫)が増えていく。 しかし、ある一定量を超えると、いくら労働(肥料)を増やしても、 収穫は増ない」
というような意味である。
ニューエコノミーと称されるITビジネスはこれを乗り越え「収穫拡大」になるという理論(?)をでっち上げた。
実際、マイクロソフトなどはその一つの例ではあるが、それはむしろ
「一人勝ちの法則」とでも呼ぶべきで、その他はそうはいかない。
ITバブルがはじけるのは当然である。

このあとは悪魔の説である。

「酒を飲み始めた若い頃はビール一杯飲んで真っ赤になっていたのに、数年た
 つと、ウィスキーをがぶ飲みしてもへっちゃらになってしまう。
 ”すなわち、投資効率が落ちるのである”」
    ーアルコール収穫逓減の法則
  
「ゴルフを始めた頃は、練習場に行って100個ボールを打つと(普通は)見る
 見る腕があがる。
 それが、中級のレベルに達してから100個くらいボールを打っても単に現状維
 持が精一杯かもしれない。
 (以下同文)」
    ーゴルフ練習収穫逓減の法則

「始めは社員にボーナスを5万円払ってやれば喜んで一生懸命働くが、そのうち
 10万円払ってやっても当たり前の顔をして、碌に働かなくなる。
 (以下同文)」
    ーボーナス収穫逓減の法則

「女性を飯に誘うとき、最初はファミリーレストランで喜んでいたのに、最近は一流レ
 ストランじゃないと喜ばない。
 (以下同文)」
    ーデートにおける食事収穫逓減の法則

さて、どうすればこの「収穫逓減の法則」から脱却出来うるか?
それは、極めて単純。
”継続しない”ことである。
”継続”しなければ、この法則は成り立たないからなのだ。
(アタリマエ)

例えば、
・同じビジネスを継続」してはいけない。
  (例:企業30年説)
・同じ女性とは長くつきあってはいけない。
というのが悪魔の結論である。

実は企業でいえば、ダイエー、ユニクロ(こちらはエラク早すぎるが)などもこの法則によりズッコケているのである。


「継続は無力なり」
   ー悪魔






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