◇本を読んでいるだけで,考えないのなら,
  いくら読んでもロバが本を背中にのせて歩いているのと変わらない

これはユダヤのことわざである。

悪魔は本をよく読む。
トイレの中、ベッドの上、食事中、電車のなか、風呂のなか、そして歩きながら。

そして、読書スタイルはあくまでも乱読である。
したがって、同じ本を何度も買い直すという愚を犯すことも少なくない。

表題同様に読書に関しては名言が多い。


「百冊の本を一度読むより,一冊の本を百度読め」
                ーアラン

「書物は友人と同様数少なくあるべきであり,そしてよく選択されるべきで
 ある」
                ー トーマスフラー

「人生において何度も読み返し得る一冊の本を持つ人は幸せな人であ
 る.さらにその数冊を持ち得る人は至福の人である」
                 ーモンテルラン

「学者の中にも,ロバににている者がある.彼らはだだ本を運んで いるだけだ」         
                ー出典不詳

「多くの者は考えることをしたくないので,逃れるために本を読む」
                ーユダヤのことわざ 

「本は知識を与え,人生は知恵を与える」
                ー出典不詳

「あなたが最も影響を受けた本は何か」と聞かれてバーナード・ショウが一言。
「銀行の預金通帳」

乱読の極みの悪魔には耳の痛い言葉が多い。
しかし、乱読もよいことがある。
何回読んでも内容を覚えていないので、同じ本をいつも新鮮な気持ちで読めること。
そして、アランさんもモンテルランさんにも絶対に出来ないこと。
それは、表題のような名文句をたまには見つけられることである。

「犬も歩けば棒にあたる」 

もっとも、単純な読書を諫める言葉もある。

「人生において、万巻の書を読むより、
 すぐれた人物に一人でも多く会う方が、
 どれだけ勉強になるか」
   ー小泉信三


「汗牛充棟」

所有している書物が家の中では天井の棟木に届くくらい高く積み上げられ、
それを車に積んで牛に引かせると、牛が大汗をかくほどだという意味
    ー柳宗元 唐の時代の名文家







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