◇怒りは絶望にまさる 

映画「ターミネータ3」でサイボーグ役のシュワルツネガ−が言ったせりふ。
映画は最低だったが、このセリフだけは良い。
このサイボーグは心理学のデータベースもインプットされているとのこと。
 
動物は外的から自分を守るために、戦ったり、逃げたりという行動を起こす。
この行動の基になるのがアドレナリン(だけではないが)である。 
「やばい」と思った時に心臓がどきどきするのは、この作用による。
人間も所詮動物であり、これは自分の身を守るための自然な反応である。
すなわち、
1.心臓に働きかけて心拍を強める。
2.肝臓に働きかけて血糖値を高める。
3.気管を拡張させる。
これすなわち、外敵と戦うための準備である。

「絶望は愚か者の結論なり」
という有名な(ラジオの人生相談番組の冒頭のせりふ)言葉がある。

「人間、苦しみで絶望することはない。どんな苦しみの中にあっても、
 その苦しみを共に受け止めてくれる人がいたら、絶望することはない」
      ─ 宮城 豈頁
とか
「わがたましいよ。なぜ、おまえは絶望しているのか。なぜ、御前で思い
 乱れているのか。
 神を待ち望め。私はなおも神をほめたたえる。私の救い、私の神を」  
      ー詩篇42篇11節
という言葉があるがこれが究極の「絶望」なのかどうか。

「希望がないから絶望もない」
  ー柄谷行人
という言葉がずしり。

ここで急に話が変わるが・・・
映画でターミネータ役を演じていたシュワルツネーガはなんとカリフォルニア
州知事選挙に立候補するという。
そして当選の確率がかなり高い様だ
あのパンプキン頭とバカ顔では共和党のブッシュを以前から支持してい
るのも不思議ではない。
(ちなみに彼の奥様はケネディー家(もちろん民主党)の血縁者である)

やはりマッチョの俳優で、「ランボー」役でおなじみのスタローンが主演した
近未来を舞台にした映画「デモリッショマン」で、スタローンが同僚の刑事に
「今の大統領はだれだ?」
と聞くシーンがある。
その答えは。
「シュワルツネーガです」
悪魔も思わず大爆笑。もう随分前の話ではあるが。

やはり映画俳優のクリントイーストウッドは、人口5、000人程のカーメル市
の市長に就任したことがあるが、彼ならば,ま〜許せるというか、彼は凄いインテリである。

ジョークはジョークの世界で終わるべきである。


「彼(シュワルツネガー)が立候補したおかげで、私たちは世界の笑いものになっている」
     ー女優シビル・シェパード

知事から大統領になった元俳優のロナルド・レーガンという例があるのに、ハリウッドの仲間はシュワちゃんに対して冷たいようだ。ハリソン・フォードは、「アーノルドには票を入れない」ときっぱり。『タクシー・ドライバー』やテレビの『こちらブルームーン探偵社』で知られるシェパードは、彼が知事選に勝ったらカリフォルニア州史上最悪の悲劇で、立候補したせいで自分たちは笑われているとまで言い切っている。以前はだんまりを決め込むハリウッド人種が多かったけれど、聞こえはじめてきた「反対」の声。当選予想でも民主党の副知事に水をあけられているシュワちゃん、こんなことで大丈夫?
    『MSN ニュース - ジャーナル』






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