鬼怒沼へ
ガイド犬に案内されて鬼怒沼トレッキング


宿でおにぎりを作ってもらって、鬼怒沼へ出発。玄関で宿の飼い犬「チビ」と遊んでいたら、なんとトレッキングに付いてきた。大分老犬にはなったものの、以前はガイド犬として宿の客を毎日案内していたという。よほど気に入られたのか、久しぶりにわれわれ一行をガイドする気になったらしい。

途中まで見送ってくれるのかと思うと、どこまでも先導して行く。我が家の姫は大喜び。

徒歩25分ほどで日光沢温泉に到着。ここは旅館というより山小屋といった簡素な風情で、秘湯中の秘湯といった感じ。ここに泊まるのにはちょっと勇気が必要?

日光沢温泉を通り抜けるハイキングコース。少し登ったところに温泉神社がある。下に日光沢温泉の建物が見える。

登山道にある吊り橋。

行程2時間程の山道は結構険しい。老犬チビも適当に休みながら登ってゆく。そして、決して先へ行くのではなく、我々を振り返りながら歩調を合わせてくれる。

鬼怒湿原から流れる清流が鬼怒川の源流。

オロオソロシの滝。「おろ」=日陰の意味だそうで、日向オソロシの滝というのも近くにはあるそうだ。滝見展望台からはるか対岸に三段に流れ落ちる滝が遠望できる。休憩ポイント。

森を抜けると急に視界が開ける。ようやく湿原に到着。標高2020mにある鬼怒沼湿原は日本一標高の高い湿原だそうだ。

高山植物の宝庫。足場が悪いためかお盆休みの日にもかかわらず、訪れる人は少ない。

イワショウブの花。氷河期の遺存植物だそうで、ユリ科、葉がショウブに似ているのが名前の由来らしい。

キンコウカ(金光花)ユリ科の高山植物です。星の光のような可憐な花ですね。

標高2000mの湿原は真夏でも爽やかな風。チビも心地良さそうだ。

高地特有のガスが吹いてくる。

チビはマイペースで湿原を楽しんでいる。

奥鬼怒温泉へ