悪魔のダーウィン賞
■ 景山民夫 
この話題も旧聞だが・・・・
 
二十六日午後十一時二十分ごろ、東京都世田谷区成城四ノ二二ノ七、作家、景山民夫さん(五〇)方から出火、木造三階建て住宅の三階六畳の仕事部屋など約二十平方メートルが焼けた。  
この火事で、仕事場にいた景山さんが全身にやけどを負い、病院に運ばれたが、間もなく死亡した。
妻の朋子さん(四六)も煙を吸い込み軽傷。  
朋子さんは「二階にいたら急に蛍光灯が暗くなったので三階に上がり、仕事場のドアを開けると炎が上がっていた」と話している。 出火当時、家には景山さん夫婦しかいなかったという。警視庁成城署と東京消防庁では二十七日午前から現場検証を開始し、出火原因を調べている。 
景山民夫氏は東京生まれで、慶応大文学部などを中退。青島幸男氏らに続く第二次放送作家ブームの火付け役。小説家としては、昭和六十二年に「虎口からの脱出」で吉川英治文学新人賞、同六十三年に「遠い海から来たCOO(クー)」で直木賞を受賞。「しゃべる原稿用紙」との異名を持つ。
「幸福の科学」の信者として話題を呼んだ。最近ではフジテレビの「料理の鉄人」に審査員として出演している。平成元年にはベストドレッサー賞にも選ばれた。
                     (産経新聞 98.1.27)

彼の生前、なんどか目と目が異常に開いた顔をTVで見たことがある。
妙な宗教に走り、それを批判した講談社を相手に訴訟を起こしその先頭に立って雑誌廃刊を訴えるという異常な行動もあった。

出火原因ははっきりしないが、出火した部屋は仕事場兼プラモデル製作作業場だったらしいが、近所の女性が該当時間に「ドカン!」という音を聞いたという話もある。
とすると、プラモデル用のシンナーになんかが(例えばタバコとか)引火したことも考えられる。
氏は極端な潔癖性だったらしいので、これが原因で死亡したとしたら立派なダーウィン賞もの。

(2002.4.26)

                      
     



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