悪魔のダーウィン賞
■ サッチー裁判 

 5億6000万円余の所得を隠し約2億1300万円を脱税したとして法人税法と所得税法違反の罪に問われた元タレント、野村沙知代被告(70)に対し、東京地裁(池田耕平裁判長)は1日、懲役2年、執行猶予4年、罰金2100万円(求刑懲役2年、罰金2600万円)の判決を言い渡した。沙知代被告が経営する2社への罰金を合わせると罰金総額は5300万円。
初公判では起訴事実をすべて認めたが、「税理士にも甘えがあった」と責任転嫁ともとれる言葉を発し弁護側を慌てさせる場面も。そして迎えた注目の判決は、ほぼ予想通り執行猶予が付き、出廷2回のスピード審理が終了した。
 裁判長は「税理士に脱税工作をやめるよう忠告されていたのに虚偽の税務申告を繰り返し、源泉徴収の還付までうけていたのは意欲的で大胆な犯行。将来の蓄えを残したいというのは身勝手」と沙知代被告のカネへの執着ぶりを改めて指摘。また、二男のケニー野村氏(43)に対し、国税当局に海外不動産収入の存在を明かさないよう求めた証拠隠滅工作について「犯行後の情状も良くない」とした。
 しかし一方で、「反省しており、修正申告で税を完納、前科もない。(前阪神監督の)夫、野村克也氏(66)は寛大な処分を求める嘆願書を提出している」と執行猶予の理由を述べた。沙知代被告が支払った追徴税などは約5億円に上るとみられる。
               サンケイスポーツ 2002年5月2日(木)

ダーウィン賞候補者はサッチーではなくこの執行猶予判決を出した、池田という裁判官だ。
執行猶予の理由が、「反省している」、「修正申告で税を完納」というのもおかしい。
(「反省していると言っている」というのが事実である。)
が最大の問題は「夫、野村克也は寛大な処分を求める嘆願書を提出している」という部分である。
夫が妻に寛大な処置を求めるのは当たり前。法律のことはようワカランが、「寛大な処置を求める」人は被害者か第三者である筈である。このサッチー事件の被害者は国であり夫ではない。被害者の国でも第三者でもない人間の嘆願書が通るのであれば裁判所の判決って一体何なのだろう。しかも、この二人は夫婦なのだから共犯と見るのが普通である。(もし、本当に共犯でなければ野村克也は単純なバカ)

もとより、「反省」などには無縁のサッチーのこと、必ずまたマスコミに再登場するに違いない。
そーなっても彼女の執行猶予は消えないのだろうか?

よ〜ワカラン馬鹿な裁判官である。
 (2002.5.2)


                      
     


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