悪魔のダーウィン賞
■ 命の恩人の両親に内容証明を送りつけた男

栃木県栗山村川俣の秘湯、女夫渕温泉ホテルの露天風呂で、岩場にいた東京都品川区の大手製薬会社の男性社員(四四)が約十メートル下の鬼怒川に転落した。一緒にいた女性は、「助けてください」と大声を上げ、 自ら岩場に向かったが、足がすくんで動けなくなった。
これに応じた同県藤原町大原、ホテル従業員、岡田真幸さん(二五)と もう一人の男性が救出に向かった。だが岡田さんは岩場で足を滑らせ、 鬼怒川に転落。救助されたが、間もなく死亡した。先に転落した男性会社員は自力で岩に上がった。
(産経WEB-Sから一部抜粋 2001年07月04日 東京夕刊)

この記事もひどい。この書き方では、岡田さんはこのホテルの従業員のように思われるが、実際には休暇で奥鬼怒温泉郷を訪れていた、別の鬼怒川温泉のホテルマンであった。ちょうど露天ぶろにいた
彼は女性の悲鳴を聞いて、ホテルマンの精神からかすぐに飛び出し、岩場で女性を抱え上げようとして足を滑らせ、川に転落した。約30分後、下流で引き揚げられたが、意識は戻らなかった。
女性は騒ぎの中で姿を隠してしまった。

埼玉に住むホテルマン(26)に助けられた44歳の男とその連れの女はお礼を 言うどころか、それが原因で命を落としたホテルマンの両親に対して、 弁護士を通じ
「法的責任はない」「本人への直接の連絡は固くお断りします」との内容証明と10万円を送りつけてきた。
母親は「お線香の一つでも上げてくれればそれでいいのに」といっているが・・
このとんでもない男(女も)はダーウィン賞候補である。

これから先はインターネット時代の怖さである。
この事件はweb上でも話題となり「品川区の製薬会社」というキーワードをもとに強烈な犯人探しが始まった。情報を皆で探しまくったのである。
(彼の書いた内容証明も見られる)
こちらもちょとどうかとは思うが・・・・


(2002.6.18)


                      
     


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