悪魔のダーウィン賞
■ 毎日新聞の記事

お年玉まで奪われた

社長宅に集団緊縛強盗

7日午前5時ごろ、さいたま市大戸1のネッツトヨタ西埼玉社長、勝又
朕夫さん(50)方に4、5人組の男が侵入。2階で寝ていた勝又さんと妻
(44)、小学6年の長女(12)の手足を部屋にあったネクタイやマフラーで
縛り、刃物のようなものを突きつけ「お金、通帳どこだ」と脅し、1階食
堂から現金40万円、2階のたんすから指輪など貴金属3点(290万円相当)を
奪い、逃走した。
勝又さんら3人は頭や背中を殴られ、軽傷。浦和西署で強盗傷害事件とし
て捜査している。調べでは、男たちは片言の日本語を話していた。
現金のほとんどは長女が親せきらからもらったお年玉だった。
  ―毎日新聞2003年1月7日(火曜日)夕刊

ひどいヘッドラインである。
”お年玉まで奪われた”という文章からは、「色々のものを盗られたあげく、小学生
のわずかなお年玉まで逃さず取り上げた。可哀想に」。というニュアンスである。
それが、何とお年玉の金額が40万円となるとむしろ、指輪などよりもこちらの価値
の方がむしろ高いのであろう。
そして、毎日新聞ともあろうものが”緊縛”などといういかがわしい表現を使うのだろうか。 
悪魔がデスクであればこの記事はボツである。

しかし、このご時世に小学生が本当に親戚から40万円もお年玉を貰うのか・・・
もし本当にそうであれば上げる方も、貰う方もダーウィン賞ものである。
そして、もちろんこんな記事を書いた記者にも。
何故なら試しに一度、インターネットで”緊縛”をキーワードにして検索すればよろしい。

 (2003.1.8)    

                         


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