◇神はサイコロをふらない 

 アインシュタインの有名な相対性理論は
E=mC2 
という単純な式が基になっている。
Eはエネルギー、mは質量、Cは光の速さ(秒速30万キロメートルというスピード)。Cがものすごく大きい値のため、動いていない物体のエネルギーは巨大なものになるというもの。

(とは受け売りで書いているが、悪魔も実はよく分かっていない)

「神はサイコロをふらない」といったのは、アインシュタインである。
アインシュタインがボーアの量子力学を批判した際の有名な言葉である。これは、宇宙にはでたらめな偶然によって起こる現象というものはひとつも存在せず、すべての現象は何らかの規則性を持って起きているというほどの意味である。
悪魔に言わせれば理屈は分からないが、この言葉は明らかに色々な意味で間違いである。
アインシュタインは量子力学を最後まで認めなかったが、これが第一の間違い。
そして、第二はこのような科学の領域に神を持ち込んだことである。
アインシュタインは超天才であったが、神でも悪魔でもなかったということである。
以下、アインシュタインの名言を・・・

「科学の『厳しい天使たち』に我が身を捧げる」

「学校で学んだことを一切忘れてしまった時に、なお残っているものそれこそ教育だ」

「エントロピーは全ての科学にとって第一の法則である」
     
「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」

「蝶はもぐらではない。
 でも、そのことを残念がる蝶はいないだろう」
**
彼はモーツアルトを愛した。
「死ぬということは、モーツアルトを聴けなくなるということだ」

「この作品がなにごとも語りかけないような相手は、
 単なる<教養人>と全くの野蛮人だけである」
  ・・・モーツアルトの「魔笛」について述べた言葉

「恋に落ちることは、およそ人間のなしうるもっとも愚かな行為だ、
 とは言えませんが、重力に責任を負わせることもできないでしょう」

「人は、海のようなものである。
 あるときは穏やかで友好的。あるときはしけて、悪意に満ちている。
 ここで知っておかなければならないのは、
 人間もほとんどが水で構成されているということです」

「どうして、自分を責めるんですか? 他人がちゃんと必要なときに責
 めてくれるんだから、いいじゃないですか」
 
「もし、私の理論が正しいと認められるならば、ドイツ人は私をドイツ人であるという
 でしょうし、フランス人は私をコスモポリタンであるというでしよう。
 しかし、私の理論が世に認められないとすれば、フランス人は私をドイツ人だと呼
 ぶでしょうし、ドイツ人は私をユダヤ人だというでしょう」

「この世から未来永劫消えないものは二つだけ--
 『宇宙』と『人間の愚行』だけだが、宇宙のほうは断言できない」

「神の前で人間は等しく賢明であり、
 神の前で人間は等しく愚かである」

バーナード・ショー
「わが親愛なるアインシュタイン君、きみはきみの書くことを、本当に、
 理解しているのかね」。
アインシュタイン
「あなたが、あなたの書くものを理解しておられる程度にはね」

「神はたくらみ深いが、しかし悪意を持たない」
  (この言葉は、プリンストン大学数学科ホールの大理石に刻まれている)

「私は生き延びた
 二つの戦争
 二人の妻
 そしてヒットラーに耐えて」

「第三次世界大戦がどのように戦われるかは分からない。
 だが、第四次世界大戦が戦われる方法は知っている。
 それは棒きれと石でだ」

「私は人生で一つ間違いを犯した。ルーズベルト大統領に対し原子爆弾を作るよ
 う勧める手紙に署名したことである  

* アインシュタインは、ロマン・ロランと平和主義の同志として長い交流を続けていた。
そのロマン・ロランにアインシュタインは、つぎのような手紙を送った。
「私がお伝えすることは、あなたを驚かすでしょう。もう、兵役拒否が有効な時
代は終わりました。今こそ、武器を取って立ち上がるべきです。」
アインシュタインの態度の変化に対して、ロマン・ロランは、日記に、こう書い
た。「かかる精神の弱さが、一人の科学者の精神に見えるとは・・・。アインシュ
タインの知性は、自然科学の分野では天才的であるが、それ以外では、あいまい
で、自己矛盾している。」http://homepage2.nifty.com/einstein/contents/relativity/contents/relativity145.html
*
「原子の力を爆弾に利用することができるとふと漏らした。その一言がルーズベ
ルトの耳に入り、物理学者達に原爆をつくらせた。そして、ヒトラーではなく大
勢の日本人を殺してしまった」
昭和23年。プリンストン高等学術研究所に教授として招かれた湯川秀樹と夫人
に、同じ研究所にいたアインシュタインがこういったという。
*
「学者というものは自分の研究成果を充実させたがる。原爆1個で20万人を即
死させると、次は研究を重ねて100万人殺せる爆弾をつくろうとする」

「神は一度だけサイコロをふった。
 それはこの世を作るというサイコロをふった。
 これがチョンボであった」
    ー開高健 「知的な痴的な教養講座」

「神はサイコロをふらない。
 ただし神がもし仮にいたらという話だが」
    ー悪魔


「O weh!(ああ悲しい!)」
・アインシュタインは、広島に原爆が投下されたことを知ったとき、そう叫んだと伝えられる。 
彼が原爆開発を薦める書簡に署名したのは有名な話だが、それらについてはこの放射能認識をクリック ->  


*2003.10.3追加
**2003.11.15追加




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