ぷらもオヤジ雑記帳 Back Number 2009
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  2009.12.01    先月のJMC作品展でハセガワの72のF−35ライトニングU。組み易さを意識して開発中との抜き打ち会場発表に遭遇して、少〜しばかり安心したぷらもオヤジ/72です。
 さて、早いものでもう師走。で、今月26日にはとうとう還暦を迎えることになりましたヨ。9月末に35年強勤めた会社を退職し、仕事内容は殆ど変わりませんが会社を替わり、当然事務所も変って通勤経路も変わり、大きな環境の変化でばたばたとしたこの数ヶ月でしたが、どうにか落ち着いてきた今日この頃ですが、製作ペースが上がりません。どーも中断しているチェコマスターのシーファングが原因のようです。というのも基本的には232作目のスパイトフルと同じキットでして、結構苦労したのに加えてシーファングは二重反転プロペラ。これを回転出来るようにして機首に組み込む。その方法は頭の中では出来上がっているんですが、なかなか作業に掛かれない。そんな状況がずーっと続いておるのであります。ひとつ、サッと組めるキットを2〜3挟んでシーファングとでもしようかと思っております。
で、話は変わりますが師走になりますと、あちらこちらでイルミネーションが盛んですね。しかーし「ほー、綺麗だねぇ!」というのは宜しいのですが、我が家の近くの個人のお宅で「うやー、ごっちゃごちゃやねぇ!もうちょっと何とかならんのかぁ!」というのが、もう7〜8年前から変わらず毎年。
 そんな、飾る人のセンスで綺麗にも、醜くもなるイルミネーションですが、最近思わぬ綺麗なイルミネーション(と、言って良いのか?)を発見致しました。それは、新しい会社のベランダ兼喫煙所から見えるのですが、10月に引っ越してきた当初は気が付かず、仕事が終わる時刻に辺りが暗くなるようになってからのことでした。実は、なんのことは無い。道路の向かいにある街路樹とその後ろにある自販機の織り成す技?なのですが、昼間はなんでもないのが夜になると現れる。その画像、ご覧下さいナ。静止画像であまり綺麗には見えませんが、風に揺れる葉とその揺れる葉の間に見え隠れする、後ろの照明の入った自販機の飲み物のカラフルなサンプルが実に見事にマッチしておりまして、あたかもイルミネーションを飾ったような、それはそれは是非実物をご覧頂きたいほど綺麗なのでありますよ。我が家の近くのごっちゃごちゃのイルミネーションを飾るお方、是非ご参考にして下さいなぁ!

 
     
 
  2009.11.01    全日本模型ホビーショー。ぷらもオヤジ/72としてはここ数年、毎回同じコメントになってしまいますが、72が寂しい。それなりのレポートは上のリンクからご覧頂くとして、今回ちょっと驚いたのがアイドルマスタープロジェクト。
 今年の静岡ホビーショーで、モデラーズクラブ合同展にPCゲームのアイドルなんでしょうか?機体全面にイラストの女の子のキャラクターをペイントしたバルキリーやF−16が出てた時、そのレポートで「なんなんでしょうか」「これならご覧頂いちゃいましょう」といって133機目に製作した元祖?機体全面に女性の姿のあしらったベルクートをご覧頂きましたが、合同展のそのバルキリーやF−16と同じ、ゲームキャラの女の子を機体にペイントした72の三菱F−2が大手メーカーから9月でしたか?発売されました。その時は「メーカーさんも大変だねぇ。こうでもして売りを取らないと厳しいんだね。」なんて思ったりしましたが、特に気にしておりませんでした。
 ところが、今回の全日本模型ホビーショーでそれが48に拡大。72に続いて48のF−2に加え、当節流行のデカール変えキットになるんでしょうが48のF−15とF−14。ぷらもオヤジ/72にしてみれば、48での展開なのでさほど関心は無かったんですが、その後の新金型のF−22ラプターの発売が、現存の機体ではなく、このアイドルマスター版が先と聞いてビックリです。
 日本の大手では正統派スケールモデルメーカーの筆頭といっても過言ではないと思っているこのメーカーが、なーんと新製品の最新鋭機ラプターを現存のマーキングではなく、ゲームキャラの女の子を機体全面にペイントしたアイドルマスターシリーズとして先行発売するとは! 一体どうしちゃったんでしょうかぁ?!
 そのメーカーさんのホームページには「より多くの方にスケールモデルの良さや楽しさを知っていただき、発展させていく為の商品展開」と説明があります。ある面分かるような気もしますが、なーんか苦しい言い訳みたいな感じが拭えないんですが。
 単純に考えたって、こういったキャラのゲームにはまっていらっしゃって、これまでスケールモデルを作ったことの無い方々や、接着剤が無くても組めるガンダムなんぞを作ったことがある方々でもですよ、デカールがアイドルマスターだからといって、新金型でおそらく超正統派のスケールキットであろうこの48のF−22を、楽しく、いや、苦労したって、そうおいそれと作れる訳が無い!!! と、ぷらもオヤジ/72は思うのであります。
 本当に「より多くの方にスケールモデルの良さや楽しさを知っていただき、発展させていく為」であれば、定年を迎え、やることが見つからず時間を持て余し家でゴロゴロ? 家族からも邪魔者扱い?されそうな団塊世代のおじさんや、これからプラモを始めようかと思っている若い方たちへ向けて、大分前から考えていたアイデアを出しちゃいますか。以前にも申しあげたかも知れませんが・・・・・。
 まず道具を揃えるのが結構大変な訳で、接着剤にカッターとか鑢とか組み立てに必要最低限のツール。それと筆や基本的な塗料を何色かなど塗装に必要な最低限のツールをチョイス。そしてパーツも少なめで組みやすいメジャーな飛行機でも車でも、あるいはAFVや船舶などのキットを取り混ぜても良いから2〜3個。それらをぜーんぶまとめてパック。
 「これがあれば、直ぐにプラモデルが作れます!セット」
 みいたいなもんを発売したほうが、よっぽど普及に繋がるんではないの? と考えるぷらもオヤジ/72でありますが、さーて、正統派?モデラー諸兄はいかがでしょうか?
 そうそう、蛇足ではありますが、先月の雑記帳で申しあげました、触手が動いた1/16の零戦21型。オーダーしちゃいました。バックナンバー一式とその後、毎週毎週届いていま〜す。
 
     
 
  2009.10.01    もう、かれこれ一年くらい前だったでしょうか、栄のエンジン音を録音し、その回転音に同調してプロペラが回転するという零戦52型の32だったかな、プラモデルが発売されたことがありましたよねぇ。タミヤだったかな?翼端灯なども点灯するという結構凝ったキットだったと思いますが、72のぷらもオヤジ/72としては、72でギミックを組み込んでほしかったよなぁ。
 で、これは、まあ一部のモデラーやマニアの方には受けたと思いますが、そうこうしているうちに最近、あの、パーツを付録にして毎週、毎週少しずつ組み立てるという週刊誌から、なーんとメタル製の零戦21型で1/16。機体の内部構造まで再現しているという「週刊零戦をつくる」が出た。完成まで100号。創刊号は790円ですが、その後は毎週1、590円。ということはですね、おおよそ2年かけて、完成までには1590×99+790で計158、200円となる訳ですねぇ。さて、158、200円の1/16メタル製零戦21型キット。高いか安いかはその方の入れ込みかた次第? で、これも一部のファンの方には大受けかも知れませんねぇ。ぷらもオヤジ/72も多少触手が動いて、今でも「どうしようかなぁ?」なーんて思っています。
 で、更にそうこうしていたら、今度はダイキャスト完成品が一機ずつ付いてくる隔週刊の「日本陸海軍機大百科」なるモノが創刊されましたよ。全60機ということなので、これはぜーんぶ揃えると2年強かかる訳だ。ただ、60機全部が同じスケールではなく87、100、120という結構変則な3種類のスケールだそうですよ。で、これは創刊号が790円でその後は1、990円。ぜーんぶ揃えると790+1990×59の計118、200円となります。
 で、これについてはぷらもオヤジ/72としては、「なーんかなぁ?」って感じですが、ちょっと待てよ。これまで、ダイキャストと言えばトミカを筆頭としたミニカーや、ガンダムとかマクロスとかアニメ系のキャラメカが圧倒的だったのに、ここへ来て日本陸海軍機って、はて? そういえば、ぷらもオヤジもオラサのガルグレーのF4U−4を買いましたが、あの一連のシリーズ以外にもダイキャストがチョット前から結構出ているなぁ。ちゅうことは、レシプロを筆頭にして軍用機模型のちょっとしたブーム? ってことなんでしょうか。
 お父さんたちが集めているのを子供たちが見て、これが引き金になってその子たちが飛行機に目を向けてくれたらなぁ。お父さんもダイキャスト完成品を集めるだけじゃなくて、小さい頃を思い出してプラモデルを作りましょうよ! そうすると子供たちも? なーんて思ってしまいます。
 朝晩はめっきり涼しくなり秋本番。加えて30数年勤めた勤務先を定年3ヶ月前に退職。5日から新しい職場に変わり気分一新! ということで落ちていた製作ペースが上がるか?ぷらもオヤジ/72! という感の今日この頃でありまして、関係ありませんが孫3号の登場ですよぉ。
 
     
 
  2009.09.01    沖縄サミットが開催された2000年(平成12年)。その会期に合わせたのでしょうねぇ、同年7月19日に発行された2千円紙幣。表は沖縄の守礼の門、裏は源氏物語絵巻の部分などをあしらった綺麗な図柄の紙幣ですが、発行当時は2というこれまでに無い額面数字などから物珍しさも手伝って結構人気がありました。わざわざ銀行まで出向いて両替してもらい、
 「これが二千円札じゃあ!」
 と見せびらかしたものです。一時は5千円札より発行枚数が多い時もあったそうで、コンビニのATMなどでは機械の小型化に伴い紙幣切れ防止に枚数の少なくて済む2千円札を優先的に発行していたようです。その後、やはり馴染みの無かった2という額面数字と、街中の自販機などの対応の遅れなどから世の中から消えたような存在になっておりまして、皆様、覚えていらっしゃいますか?
 2000年といえばもう12年も前のことですので、その年に生まれた子供たちは今小学6年生になっておりまして、今の10代から20代前半の若い方たちや、コンビニやファーストフードで5〜6年前からアルバイトされていらっしゃる外国の方なんぞは、突然目の前に2千円札が出てきたら、
 「なんじゃ、これ!」
という事になりそうですねぇ。
 そんな2千円札が、ついこの間、本当に久しぶりに手元に回ってまいりました。前述のとおり、勤務先周辺の外人アルバイトさんがいらっしゃる食事処などでは、
 「これ、なんですかぁ?!」
などと言われそうで、さて、どこで使ったもんか? そういえば東京ではJRと私鉄各線のプリペイドカードが共通化し、殆どの券売機でチャージできるようになってからはほぼ2千円札もOKのようです。で、ぷらぷらと「今日は何をたべるかなぁ?」と歩いていると長崎チャンポン、皿うどんのチェーン店の券売機、なんと2千円札もOK。これまでじっくりと見たことも無かったんですが、改めて見てみると結構使える自販機も多いのかも知れませんね。で、半信半疑、使ってみると小銭と千円札1枚のおつりが出てきましたぁ。当たり前と言えば当たり前ですが、久しぶりの2千円札。小さな感動でした。

 さて、以前インデペンデンス・ディのアタッカーのキット絡みでチョコット触れた、映画「ステルス」に登場する「タロン」。ついに72でキット化されましたヨ。で、早速オーダー。現在到着待ちです。
 「おいらも欲しいよぉ」
と言う方はリンクをご覧くださーい。オーッ!ファンタスティック!
 
     
 
  2009.08.01    ついこのあいだ、書き損じや余った未使用の年賀はがきを普通の官製はがきに換えてもらおうと郵便局へノコノコと出かけました。交換手数料が1枚につき5円かかりまして、その分が差し引かれて30枚ほどの年賀はがきが26枚の官製はがきになって戻ってまいりました。
 で、その際、局員さんに「お年玉くじ、確認しました?」と聞かれて、そういえば届いた年賀状の当選番号は必死に確認いたしますが、書き損じや余ってしまった年賀はがきの番号はあまりというか、ほとんどというか、確認しないものですね。
 「いやあ、そういえば見てないですねぇ」
 「えーと、結構長い期間交換できまして、えー、あ、大丈夫ですね。27日までですから。」
 と、その場で30枚程を確認して下さったところ1枚ですが「お年玉切手シート」が当たっておりました。この切手シートにしても100枚に2枚の当選ですから確立は1/50なのに1/30で当たった訳でして、ひょっとしたら100万枚に1枚の1等の液晶デジタルハイビジョンTVやデジタル一眼レフカメラだって当たっていたかもしれないという可能性も100%は否定できない訳ですよ。
 と言うことで、今年の年賀はがきのお年玉くじ。景品の交換は7月27日で終わってしまいましたが、皆様のご自宅やオフィスで眠っている書き損じや余ってしまった未使用の年賀はがきが有ったら、ひょっとすると何か当たっていたかもしれませんよ〜ぉ。
 
     
 
  2009.07.01    季節的には梅雨真っ只中、毎日どんよりとして雨がシトシト。の、はずが今年は晴れる日なんぞが結構あったりして、雨が少なく空梅雨のような気配の東京です。となると、水不足が心配です。
 さて、東京のお台場。ここに1/1、要するにアニメの中の設定の原寸。高さ18mのRX−78ガンダムがほぼ完成。7月11日から8月31日まで公開されるそうだ。18mもあるので、既にゆりかもめの車中からもその上半身が見えるそうですよ。しかしまあガンダム30周年とはいえ建造にいくら位かかったのか知りませんが、ほぼ夏休み中の2ヶ月弱の公開の後はどうするんでしょうねぇ?
 で、このガンダム。ぷらもオヤジ/72も一部内部の機構が見られるメカニックガンダムとシャアの赤いザクの72のキットをストックおりますが、ガンダムのプラモを作る世代というとぷらもオヤジ/72の一回りから二回り後の世代以降でして、上が現在40代らしい。大阪だったと思いますがプラモカフェというのがありまして、ここのお客さんのメインはやはりガンダム世代のようでそこそこ繁盛しているようです。残念ながら、ぷらもオヤジ/72の世代に向けた飛行機やAFV、船舶などのプラモカフェはないようですねぇ。定年後のライフワークとして、いっそのこと作っちゃいますか・・・・?
 ところで、ぷらもオヤジ/72の世代のロボット系といえば、なんつったって鉄腕アトムと鉄人28号!と言って文句を言う方はおらんと思います。アトムは人間と同じ大きさですが鉄人28号。さて漫画上の設定はどの位の大きさなんでしょうか? 1年ほど前にスケール不詳の色々なキットを調べて、モノグラムのサイロンレーダーが72とかキャプテン・スカーレットの超音連絡機がほぼ76で72の範疇じゃ!などとやりましたが、ちょっと前にメディコムトイというメーカーから出ていた塗装済みとモノクロTVをイメージしたモノクロ塗装済みの完成品をブラックオックスと併せてそれぞれゲット致しましたので調べてみましたぁ。が、結論からいうと「正確には分かりません。」
 えー、オリジナルが雑誌「少年」に掲載され始めた頃は大体3m位の結構小ぶりだったようです。ところがストーリーが展開していくうちに、コントローラーを操作する正太郎少年など2〜3人が手の上に乗る場面なんぞが出てくるようで、そうなるととても高さ3m程度では間に合わず、その場面から推測すると最低でも10m以上で、大体15m位ないと辻褄が合わないそうだ。で、その後色々と派生型?の実写版TV(これは人間と同じくらいの思わず笑えちゃうモノでした)とかアニメ、更に実写版の映画とかがあったようです。2004年のアニメ版では18mとか、他の中には20mとか設定されているようですが、オリジナル漫画の鉄人の大きさを断定できる情報は掴めませんでした。プラキットも1/100とか銘打っていろいろ発売されているようですけど、何を基準にスケールを決めているのでしょうか? 
 で、このメディコムトイの鉄人、高さが20.5cm。これを72倍すると14、76mとなりまして、オリジナルの漫画上の推論の15mとほぼ合致するのですヨ。ということで、メディコムトイの鉄人とブラックオックスは72ということでいかがでしょうか。
 ちなみに18mと申しあげたアニメ版の鉄人。お台場のガンダムの向こうを張ってか、1/1のモニュメントが「阪神・淡路大震災で大きな被害を受けながらも再開発が進む街の起爆剤になれば」と現在神戸で製作中とのことでして、9〜10月には神戸市長田区の若松公園に設置されるらしい。
 
     
 
  2009.06.01    過日ある方から、佐久間アンプという管球アンプを譲り受けました。千葉県館山市在住の佐久間さんが作るオーディオアンプで、聴く人の好みに合わせた特性も持つと言う知る人ぞ知るアンプだそうだ。
 今回譲り受けたのは、ブルーノートの1500番台を聴くために作って頂いたモノだそうでして、ぷらもオヤジ/72=チャーリィの好みそのもの。で、試聴のため、最近オーディオシステムを一新された友人宅へノコノコと、LPを聴く為にターンテーブル持参で出かけたのであります。 ぷらもオヤジ/72=チャーリィ、オーディオはそんなに詳しく分らんのですがこの友人のシステム、もろもろの合計がン百万というしろもので、かなりな音のシステムなんですが、この佐久間アンプの特性にはちょっと合わないようで、なーんか歯切れがよろしくないんです。このアンプでブルーノートの1500番台を聴くには、どっかのジャズ喫茶のようにJBLのエベレストとか馬鹿でっかいスピーカーを大音量で鳴らさんとだめなようだ。
 そこで、ターンテーブルをこの友人のアンプに接続。するとどうでしょう。佐久間アンプではなーんか歯切れの悪かったソニー・クラークのソニーズクリブが、見違えるようにクリアーでシャープ、且つソフト(間違っておりません。シャープでソフトです。)な音になったではありませんか。すると友人がゴソゴソとやっておりまして、「これだけは捨てんと取って置いたん」と持ってきたのが、ビートルズにシカゴ、ハイファイセットなどなど。おまけに今ならDVDで見るであろうサファリラリーの実況LP。
 ぷらもオヤジ/72=チャーリィは高校の終わりごろからジャズを聴き始めちゃいまして、ビートルズなどは自分でLPを買ったりして聴いたことは無かったんですが、LPで聴くビートルズ。この年になって「おー、ええじゃん!」なんか懐かしいような、青春真っ只中の昔に戻ったようないい空気なのでありまして、しばし聴き惚れておりました。
 
 さて、なんだか今月はチャーリィさんの雑記帳みたいになっちゃいましたが、ぷらもオヤジ/72の雑記帳です。で、今年も行ってきました静岡ホビーショー。別掲のレポートをご覧頂ければ大体の状況はお分かり頂けるかと思いますが、声を大にして言いたい!

  日本の72スケールエアモデルは終わってしまうのかぁ!?
 
     
 
  2009.05.01    風薫る五月」なーんて言葉がありますが地球温暖化の影響でしょうか、昨今は「風生暖かい五月」とでも言ったほうが宜しいような気候です。
 先日もそんな初夏のような陽気の中、娘夫婦とその子たち(孫ですね)の住んでいる神奈川県藤沢市まで行ってきました。孫というものはかわいいもので、月に1回はなんだかんだと理由をくっ付けてはカミサンと一緒に出かけています。
 さて、ぷらもオヤジ/72の自宅から藤沢までは第三京浜から横浜新道を通り国道一号を行く訳ですが、ここに一箇所、有名な渋滞ポイント「原宿交差点」というのがありまして、下り方向は土日でも信号3回、4回待ちは当たり前。混んでいる時はあの箱根駅伝の戸塚中継所の手前の交差点の更にズーッと手前から詰まり、上りではこれも箱根駅伝で有名な遊行寺坂からの合流地点から詰まるのはあったりまえ。混んでる時はその合流点の前、藤沢市民病院の横あたりから詰まり始めます。
 そんな渋滞のメッカも大分前から渋滞緩和の為に立体交差化の工事が行われておりました。立体交差というと「交差点をまたぐ」という先入観がありまして、通るたびに橋桁の工事が全然進んでいないので「いつんなったら出来るんじゃい!」と思っておりましたら、あらら、地下にもぐって行くんですね。これも確かに立体交差ではありますが・・・・。で、その立体交差。先日ついに完成!とはいっても上り方面だけですが通行できるようになったのです。
 その日、前回通ってから一ヶ月位経っていたでしょうか、相変わらず下りは渋滞しておりまして、これまでと同じように「いつんなったらできるのかなぁ?」なんて思いながらトロトロと交差点近くまできたところ、右前方、地下のトンネルからブワーッと車が出てくるではありませんか!「オー、出来たんかいっ!」 良く見ると下り方向の車線ですが、取りあえず上り方向として暫定開通。瞬間的に「帰りが楽しみじゃワイ!」なーんて思っちゃいました。
 で、実際、午後3時過ぎに娘の家を出ていくと、普段なら最低2〜3回は信号待ちの遊行寺坂からの合流地点はあっけなく通過。その後、一杯ある信号に数回引っかかりましたが、これまでと比べればあっと言う間に原宿へ。で、交差点で止まることなく真新しい地下トンネルを一気に通過です。感動!ものですね。 上下とも開通したら早いだろうなぁ。ただ、その影響が他へ出て、これまでスーッと通過出来ていた別の交差点や信号で詰まらなければ良いんですが・・・・・。
 
     
 
  2009.04.01    さて、ペースは落ちましたが製作機数も232機となりました。展示スペースの都合もあってなかなか大型機にかかれないなか、単発、小型の双発機なら大戦から戦後60年代位までの目ぼしいところはひととおり作ったであろう!なーんて思って、改めてこれまでの製作機を眺めてみました。
 あーれまぁ、試作機や計画機、フィクションの多いこと!加えて同じ機種が多いかなぁ。例えばコルセアの19機。ムスタングの10機など。で、ソ連のYak−9とかLa−5、フランスのD.520。ドイツでもFw190の空冷のA型、Bf109のE型以前やMe262もまともな量産タイプは作っておりません。日本では月光や戦闘機ではありませんが彗星とか97艦攻あたり。とするとアメリカのドーントレスやP−61あたりもそうなるか。イギリスではモスキートや複葉のソードフィッシュなんてところも結構メジャーですよねぇ。
 更に戦後へいってみると、なんつったってF−86がまだ! アメリカでは他にF−84とか海軍のF9F、もう少し現代よりではスカイホークとかクルーセイダー、スカイレーダーあたり。イギリスのバンパイヤやホーカーハンターに、ソ連のMig17〜21なんぞもメジャー級ですがな。フランスにはミラージュなんて超メジャー級のがありますねぇ。
 逆に時代を遡ると第一次大戦での戦闘機はかったっぱしから手をつけていな〜い。更に更に遡って、アントワネットとかエトリッヒ・タウベなど等。確かに72の複葉機等の張り線は一苦労だけど、フォオッカーD7とかDr.1とかは殆ど張り線は無いので、張り線は理由にならん!うーん。
 で、こうして改めて考えてみると、飛行機の種類って結構というか、とっても多いんですねぇ。量産機は例えばコルセアならF4U、AU等の派生型は十把ひとからげで1機としても、CA−15のように試作だけで終わった機種や大戦末期の図面だけの計画機を入れると一体全体何種類くらいあるんでしょうか?
 1903年にライト兄弟のライトフライヤーが初めて動力飛行に成功してから僅か100年ちょっとですが、世界中で1カ月に1種類の新しい機体が考案されたとしても1年で12種類。100年で1200種類になる訳ですよねぇ。いやいやそんなものではないだろう。アメリカのP(F)を冠するようになってからの戦闘機だけだってカーチスのP−1から始まって、F−111まである訳で、ライト兄弟と同じように「空を飛びたい」と思っていて、実際に個人的に1機だけ作ったなんて機体はゴマンとあったろうし、二度の大戦で兵器としての飛行機はこれもゴマンと考案されたろうし、民間機だって同じくらいワンサカありそうだし・・・・。一体全体どのくらいになるんだろう?
 
     
 
  2009.03.01    先日、千葉県の市川まで足を伸ばしました。東京の西部の方は「まあ、遠路はるばる市川くんだりまで、ご苦労様です。」とおっしゃるかもしれません。かく言うぷらもオヤジ/72も目黒区ですので、西といえば西かも知れません。しかしですよ、JR市川駅は東京都との県境である江戸川まで1kmあるかないかという所でして、新宿から総武線の各駅でも30分強、秋葉原からだと20分かからずに着いてしまいます。いってみれば「東京都市川区」なーんていっても可笑しくない、そんな所なんですね。
 で、なぜ市川へ?というと駅の北口を出て右へ線路沿いにほんの2分弱の模型店MXMさん。この雑記帳にもしばしば登場した、よくお邪魔する下北沢のSNYさんにいらっしゃったW君。昨年12月、MXMさんの経営から手をひかれた前オーナーさんからバトンタッチして新オーナーとして独立されたのであります。SNYさんにいらっしゃった頃、大変お世話になっておりましたので、昨年のオープンからズーッと気になっておりました。ホームページ(このページの下の方の「リンク」に追加しましたので宜しければ覗いて見て下さい)へは時々お邪魔しておりましたが「どんな様子じゃろか?」てなことでブラリと実際にお邪魔したのであります。
 歩いていくと黄色い楕円に黒い文字の看板が見えます。小さなビルの外階段を上って二階。一見「飲み屋かいな?」と間違えそうな木目のドアが入り口です。ドアを開けると、
「いらっしゃいませー。」
と、奥から聞き慣れた声。模型屋さんの接客って結構無愛想な感じが多いような気がするんですが、この一言は実に爽やかで良いですね。
「どーもぉー。」
「おやぁー、おやおや。」
「へへ、来ちゃいましたぁ。」
他にお客さんがいなかったので、しばし雑談。
 小さいながらも、棚に整然と陳列されたキット。AFV系が中心と聞いていましたが空モノもソコソコありツボを押さえた品揃え。海モノもそれなりで、結構いい感じです。その後、日曜日の昼頃とあってお馴染みさんでしょうか、結構次々に来店されておりました。
 店番から、通販の発送、仕入れ、ホームページのメンテに当然総務、経理まで一人で切り盛り。大変かとは思いますが、あっちこっちで模型店が閉店している昨今。頑張ってくださいねー、応援してますよー。
 で、かれこれ1時間半位いた間に何個かキットを購入。お腹も空いたので「さて昼ごはん、じゃあまたね。」と店を出たものの、周囲の飯屋が皆休みではないか! どうにかラーメン、餃子にあり付けましたが昼時の、駅前といってもいい辺りなのに、どーしてなんでしょうか、????でした。
 
     
 
  2009.02.01    以前「自分の周りの時間は歳と同じ時速で流れているのさ!」というお話をいたしましたが、確かにそうかもしれません。今年の12月に還暦のぷらもオヤジ/72、この一ヶ月の速いこと速いこと。時速59kmで、ついこの間まで「あけましておめでとうございます。」なんて言っていたかと思えば、あっという間に2月で、3日が節分、14日がバレンタインデーということになりました。
 さて唐突ですが、私がいつも通っている床屋さん。残り少なくなった髪に気を使いながら散髪してくれるマスターが私と同じ小学校、中学校。なにぶん50年も前のことでして僅かな小学校と中学校の記憶がごっちゃになっているので、クラスが一緒になったことが有ったか無かったハッキリとは覚えてはないんですが同級生なんです。団塊世代の終わりのほうで確か一学年が6クラス。東京の区立の学校ですから、あっちゃこっちゃに一杯あって(ちなみに中学で12校ありました)それぞれが多分大体そんなクラス数で、一クラスが40〜50人位いたんじゃあないでしょうか? そんな状態ですので近所はめちゃくちゃな子供の数でした。当時は塾なんてものはそうは無く、そろばんとかの習い事くらい。で、学校が終わると、なんとなく皆が集まってきて学年なんぞ関係なく一緒になって薄暗くなるまでワイワイと遊ぶ場所があったんですね。
 そんな良き時代の同級生は今では皆郊外などへ移住したりして、近所に残っているのは商店やこの床屋さんのように地元で商いを引き継いだ同級生が殆どで、指折り数えられるくらいしかおりません。
 その近所の貴重?な同級生の床屋のマスター。先日もいつものように散髪しながらいろいろ雑談していたら、
 「この間ね、電車でさぁ、席、譲られちゃったのよ。」
 と言い始めたではありませんか。
 「まださぁ、自分じゃあネ、譲るほうだと思っていたのさ。格好だってさ、そんなに爺くさい格好はしていないのに、譲られちゃったんだよね。」
 「ちょっとまってよ。それってさぁ、俺とおんなじ。」
 「おや、そうなの?」
 「うん、こないだね、ちょっと用があって乗った小田急でさ、中学3年か高校の1年くらいかなぁ、可愛い女の子が『どうぞー』って言って、見ていた参考書やノートをカバンにも入れずに抱えて立ち上がったんだよね。誰?と思ったら俺しかいないんだよ。」
 「その時自分はさぁ、結構ショックだったんだよね。」
 「そう、俺も同じでさ、まだ譲るほうだと思っていたもんだからさ、ショックだよ。『大丈夫ですよ。』といって立っていたけど、その子も立っていてさ、下北沢まで降りるまでなーんか気まずい思いだったさ。」
 11月の雑記帳と同じ話になってしまいましたが、全く同じ思いの同級生がごく身近におりました。 ということで、その時も申し上げましたがまだまだ若いと思っていらっしゃるご同輩諸兄。ご自分が同じ事態に遭遇したらどうされますか? 私、ぷらもオヤジ/72としては、次回そうなったら心の底では「まだ若いんですよ」と言いながら「ありがとう。」って、座ることに致しましたが、幸いなことにその後同じ事態に遭遇はしておりませんのです。   
 
     
 
  2009.01.01   謹賀新年

 昨年は夏の北京オリンピックまでは、世の中盛り上がっていたようですが、その後は急速に景気後退。一体どうなっちゃっているんでしょうね。
 そんな中、2001年の12月にプラモを復活して丸7年が経過致しました。一年で50機のペースだともう350機は作っておらんと行かんのですが、一体全体当初のペースはどこへ行ってしまったのか、250機にも達していません。でもこれも「プラモは楽しく作らなくちゃぁ」というポリシーから言えば「意欲が湧かないときに無理に作ることもあるまい!」でして、今年もマイペース、マイペース! 
 
      

 さて、これまで何度かお話しいたしましたが、本年、私、ぷらもオヤジ/72は5回目の丑年を迎えまして、干支(十干十二支(じっかんじゅうにし)の略)で言うと己丑(つちのとうし)を迎えた訳であります。十干の10と十二支の12との最小公倍数の60、いわゆる還暦って奴ですね。で、赤い零戦のところでも申し上げましたが、日本では本人に赤い衣服(ちゃんちゃんこや頭巾など)を贈るという習慣がありまして(今では「あった」と申し上げたほうが良いかもしれませんが)、かつて魔除けの意味で産着に赤色が使われていたらしく、再び生まれた時に帰るという意味があるそうだ。
 その昔、自分がまだぷらもコゾウ/72だった頃、60歳と言うと「おじさん」というより「お爺さん」と言う感じでしたが、いざ、自分がその歳になると「とんでもない、まだ私ゃ若いですよ」が実感でして、ぷらもコゾウ/72を含めた大多数の子供たちが「お爺さん」と思っていた当時の60歳の紳士淑女たちも今の自分のように「まだ若い!」と思っていたんでしょうね。
 しかし、現実は確かにどう頑張っても小さな文字は見えない訳で、そうなると当然プラモ作りに眼鏡や拡大鏡は必須アイテムになっておりますし、以前、ゴルフを始めたばかりの息子が、近々コースデビューするために「ちょっと教えてくれ。」というので、一緒にゴルフの練習所に行ったことがあります。頭の中にはこれまでのスイングがインプットされている訳でして、「ちょっと見てるか?」といってドライバーを打ちました。バシー!と一球目は先のネットめがけてまっすぐ飛んでいきました。息子も「ホーッ!」といった顔ですね。ところがです。二球目からはどーも上手いこといかんのですよ。アイアンを打ってもしかり。イメージのように「バシーッ!」といかんのです。結局、息子に大したことも教えられなかったことがありました。これも多分、頭で思っている体の動きに、筋肉が連動しないんでしょね。先月の雑記帳でたまたまスキーの話を書きましたが、そのスキーでも急斜面でスピードをコントロールするのにエッジを利かせる脚力は多分なくなっていて、イメージどうりには滑れんでしょう。
 こうお話しすると、「なんだかどんどん老化して元気がなくなっちゃってるようだなぁ。」と思われるかも知れませんねぇ。いえいえ、そんなことはありませんよ。たまにご紹介する「ゆめてん村」での働き方を見ていただければ、まだまだ若い! 人間は物理的な筋力も確かにそうなんですが、それ以上に精神的な筋力があるとぷらもオヤジ/72は信じておりまして、「まだ若い!」と思っている間は、無理さえしなければ本当に「若い!」気がします。なにしろ還暦は、生まれたときに戻るんだから! その気になれば、72のパイロットフィギュアの顔なんぞも拡大鏡なしで塗れるかも? 
 てなことで、本年もプラモ作りやアウトドアやその他全てにおいて、楽しくマイペースで行きたいと思っている還暦を迎えるぷらもオヤジ/72であります。

 
     
 
   
 

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